ロードバイク

YouTubeでは話せないNepest NOVAの事

Nepest NOVA45で一週間約350㎞走った感想と、今まで装着したことのある大手ブランドや中華ホイールと比較して改めて感じた事を記載したいと思います。ちなみにこのblogはメーカーから一切の記述費用は受け取っておらずYouTubeも然りです。あまりにも気に入ったのでメーカーさんの了承を得てホイールは返却せず暫く使用させて頂くことになりました(返却する理由が無い)。blogを書いてくれという依頼は受けておりませんので感じたまま、YouTubeでは話しきれなかった内容を書いていきます。

既にYouTubeでは200㎞ほぼ全力で走ってきた所感をお話ししました。簡潔に言うと今まで装着してきたホイールとは「一線を画す」ものでありました。カーボンスポーク独特の反応の良さを備えているのに脚に優しくマイルドな印象、そして強烈な軽さを感じています。

350㎞走ったSTRAVA記録

初ライドは4月22日、蓬莱峡と有馬ループ。初感は「あれなんか固くないな」でした。カーボンスポークに慣れている私は踏み出し反応の良さは想像通りでしたが、足に優しいマイルドな印象で驚いた。もう少しパキパキしていても良いのに推進力はありながら足に負担がこない。なんで?ギアがいつもと違う事に驚きつつテンション上がった。まだ身体は低調なのにセグメントでも良い結果が出たのもその辺りが要因か。

かなり久しぶりに芦有ヒルクライムを3回1000mUPもしてしまった。剛性感あるのに不思議な足当たりの良さでリズムよく気持ちよく踏めてまだまだ乗っていたいというのがその理由だった(出社前ギリ)。好き嫌いはあると思うけど今までのパキッとしたカーボンスポークとは明らかに違う事を感じた。

100㎞1800mUPを休憩込み4時間半程で。とにかく強烈に軽く感じる。軽い場合は慣性働かず失速気味になるはずなのに平坦でも50ミリハイトのような転がりを感じる。軽さはタイヤ(MAXXIS HIGTROAD SL)とTPUチューブの関係も大きいと思う。特に下りの速さは今まで最も下り速いと感じたDTSWISS ARC1100 50ミリハイト以来、久しぶりに怖いと感じた。

フロント792g

リア888g、合計1680gでタイヤ・チューブが装着されているのにこの軽さ。

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この日はゆるライドで六甲を登りソロで稜線を走った。軽いので当然カツオクとかパワー少なめの人でも扱いやすいだろうなと感じたのと、35㎜だとヒルクライマーには勿論多くの方が更に気持ちよく登りが好きになれるのではと思った。また更にスピード上げて速く走りたい場合は45/55のチョイスも良さそう。

元々のMAUIホイールのカーボンスポーク3.3g

チタンに変わり1.2g/本の軽量化、全体で約55g軽くなっている。リム重量は変わっていないので前作MAUIからの軽量化はこのスポークの軽さも起因している。究極に薄い造りになったことでカーボン特有の引張強度は保ちつつ足にマイルドを感じさせてくれていると思われる。

元々のMAUIは1.4㎜厚のカーボンスポーク、

新作NOVAは僅か0.5mm薄くなっただけなのにこの軽さを積み重ねていくと▲55gになる。この薄さがしなやかさに変わり、乗り心地を向上させているようだ。27個の特許を押さえているSTREN社のVONOAは世界最高峰のカーボンスポークだとNepest中の人に聞いた。こんな小さな部品で最先端の技術を用いて末端に居る自分のライドが大きく変わるのはとても感慨深い。

昨日はNOVAを履いて5回目のライド、そして最も高強度であった。富士ヒル60分台のダイガクさんが多く前を引いてくれ、続いてシルバーのノブユキさんも積極的に前に出てくれた。グループライドは楽なはずなのに3番手でもソロで行くときのように高強度のパワーを出し続けた。これだけ走り続けると足の疲労はきます(笑)でも究極に疲労困憊した状態で最後ラスボス六甲最難関?ハニー坂ヒルクライムで感じた事は、固いカーボンスポークホイールとは一線を画す今までに無い足にマイルドでリズム作りながらダンシング出来る事だった。勿論ここに関してはスチールスポークの方が更に優しく好みの分かれるところだと思う。

改めて感じた事

大きな変更点の一つとして内幅23mm外幅30mmになった。ここはYouTubeでは触れていない。

それに伴いタイヤ28Cも実測29.5mmとなり走行時の安定感・安心感に繋がっている。個人的にはもう25Cに戻る理由が見付からない。むしろ30Cを履いてみたい衝動に駆られている。

それに伴う空力改善、横風耐性の良さも発揮されていると思われる。

またニップルがリム内部に入ったことで空力改善20%向上しているとのこと。自分が思う下りの速さ・平坦でも50ミリ並みの転がり性能はこの辺りが起因しているのかもしれない。 インナーニップルについてはVONOA社の専用器具が初めから梱包されてくる。

ハブ周りもシンプルながら実際に見てみると頑強な造りに見える。ホイールの中では最も力がかかる場所だそうだ。

前作MAUIからフランジが大きくなりながらも約15g軽量化が図られている。

ラチェット音はそれほど大きくなく(過去一番大きかったのはDTSWISS)程良い音量。ベアリングはセラミック、回転性重視になったものの防水性能は前作MAUIの方が良いようだ。

金型から出したままの無塗装にレーザーエッジングで文字を刻むデザインを個人的には高級に感じられてとても気に入っている。好みも分かれるところだと思うが等高線のデザインも、フレームに装着してしまえば目立たない。シンプルでマットな光沢感のあるリムは大人の気に入る雰囲気を醸し出している。このリムの素材感とデザインが個人的にはとても気に入っている。

NOVAという文字はもう少し目立たせても良かったのでは?と思う。

いろいろ想う事

自分が持ち合わせていた中で最も高級だったDTSWISS ARC1100はCANYON ULTIMATE CFR完成車に装着されていて3年前の富士ヒル74分・乗鞍72分で走れた。しかし自分の脚には合わないと思い早々に手放した。理由は1500g弱の重さ、私のようなパワー不足が乗るホイールでは無いと最終的に感じたから。そして大阪東京510㎞24時間を目標にした時のホイールはSUPERTEAM50ミリのパキパキなカーボンホイールだったが距離の割に足の疲労少なく終わって新幹線でトンボ帰りした翌日も六甲を登っていたし1300g台でDTよりも気に入っていた(DTもその時所有していた)。多くの方が所有するCampa Bora WTO45はハブがヌルヌル気持ちよく転がりスチールスポーク特有の足当たりの良さ、そこそこの重量なのに登りも速く人気の理由を知る事が出来たが自分の財力では購入意欲は高まらなかった(44.6万)。その他様々な中華系カーボンホイールも乗らせてもらったがどれもそれなりの良さがあり、そのホイールの持ち合わせる得意な領域で乗ると気持ちよく走りどれが良かった良くなかったというのはあくまでも自分が感じただけで多くの方に当てはまるか分からない。①レースでガンガン使える瞬発力あるホイール、②でも軽くてヒルクライムでも速く気持ちよく走りたい、③ロングでも脚に疲労が少ないホイールにしたい、全部叶えるのは無理があると思っていました。身長169㎝体重59㎏MAXパワー600w程度の今の自分なら①②③を叶えてくれそうなホイールの最有力候補が現時点においてはNepest NOVA45であることは間違いなさそうだ。まだ350㎞しか走っていないのにそこまで言えるのか?もっとニッチにレースの種類やライドの場面や距離を刻んでいけば選択するホイールの種類も変わってくると思う。日常多くの場面で使う事を想定すると自分が最も楽しめるという観点から最大公約数的にこのホイールになってくると思う。来月で55歳になり今まで生きてきた時間よりもこれからの方が圧倒的に時間が少ない自分にとっては自分が心からきっと愉しめるであろう選択をしていきたいと切に願う次第です。今までと同じ気乗りし無くなれば軌道修正して次の選択肢を探しに行けば良いと思う。

長文にお付き合い頂きましてありがとうございました。

少しでも安く買うなら

明日5月3日(土)23:59迄10%off、更にコード「KATUO5」で8%追加割引。

145円換算:定価1499ドル(217,355円)→18%割引後(178,231円)。

Nepestサイト

35mm:ヒルクライムメインな方、パワー少な目な方
45mm:全方位多くの方に推奨
45/55mm:全方位平坦多め平均パワー以上の方、アワイチ・ビワイチ
55mm:レース系、パワーあり平坦番長だけどヒルクライムもする方
※勝手な想像です。個人的には45/55興味あり。


Nepestは安売りしないので今回は新発売に合わせて大盤振る舞いした感じ。この10日間で150セットの注文が入っていると聞いたが昨今の業界事情からすると凄い事みたい。最大18%の割引は今日明日(5/2,3)までですが、5/4以降もコード8%割引は適用されますのでそれでも十分お値打ちです。

Nepestオリジナルの使えるホイールバッグ付属してこの価格はかなり魅力的。安物のホイールバッグと違ってスプロケ装着した状態でも余裕で収納できる。

まとめ

価値観は人それぞれ、感じ方も人それぞれ、まさに多様化を正とする時代。ここの情報も含めて全ての事が全ての人にマッチするとは限らないし鵜呑みにする必要もない。過去を振り返っても仕方がない事だけど3年前富士ヒルをこのセッティングで走っていたら何分で走れたのだろうか?ロードバイクの興味はまだまだ冷めそうにありません。

ということで最後までご覧頂きましてありがとうございました^^

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