そもそも1週間前にロードバイクでアワイチ休憩込み8時間してました。
その4日後、六甲トレラン30㎞ガチっと行ってたのですが、その時に「アワイチをランで行ってみたいなと思ってる」とカツオクに話をすると「私もそんな事を考えていた」とのこと。
「えっ?!行くしかないやん」
ただしカツオの両足は筋肉痛がずっと取れず、3日後に控えた『ランdeアワイチ』に向けて「ロキソニンテープ」を使って必死のリカバリーに励む。
そしてカルノパワーにも頼って。
天候は申し分なし。
計画を立ててみた。
岩屋を朝9時スタートし、30時間かけてアワイチ完遂の予定で。
かなりゆっくりのペース配分にしてみた。
自宅朝6時起床、練りに練った準備物は前日に用意して8時頃自宅出発。
岩屋港の24時間500円駐車場に止めて9:06スタート。
走りだしは足が軽いので7分/kmちょいで行く、カツオクも元気。
しかしカツオは既に足の違和感は感じていた。
足の疲労感が抜けないままスタートだったが極力脚に負担掛けないようにインナーファクトのテーピングを痛みそうな場所には完璧に施すことにした。いつも使っている有名なあのメーカーさんよりもテープの粘着力が優れており全く剥がれる様子はない。若干薄い生地で作られているが貼った面の筋肉疲労を抑える効果はあったと思う。
スタート直後からカツオの脚の調子は思わしくなく、スピードを落とせばだましだまし進んでいける様子。初めての休憩はセブンイレブン20㎞地点で。
カツオクさんはカレーヌードルを食していらっしゃった。
天気は素晴らしかった。あの果てしない所が岩屋スタート地点だったかなと、カツオクと話をしていた。
ずいぶん遠くに来たもんだ笑
洲本で東海岸線、最後のコンビニファミマさんへ。ここを抜けると福良まで先40㎞は全くなにも無く、覚悟して行かなければいけない。
スタートから38㎞地点、既に6時間は経過していた。
カツオクさんの食事はこんな感じ。
気温は10度以下だったと思う、走っていれば程よく止まれば寒い感じ。
再出発してからコンビニに財布を置き忘れていたことに気付き往復700m程戻って事無きを得る。休憩時は財布とスマホの所持品を確認してからスタートせねばならない。
カツオクさんは調子よくカツオよりもハイペースで進んでいく。
スプリットはだいたい1㎞を7~8分で進む感じ。
決した速くは無いが150㎞を完遂しようと思ったら我々のレベルとしては少々速く感じた。
ロードバイクではここからヒルクライムが始まるあの分岐の場所。
登りはほぼ歩きで下りは小走り。
17時頃夕日が顔を出した。スタートから8時間50㎞付近だろうか。
ヒルクライム区間を抜け東海岸の海に近い道路を進んでいく。
だんだんと周囲は暗くなっていき、
モンキーセンター前はあと少しで暗くなる日の入り直前だった。
あっという間に暗くなることは分かっていたのでヘッドライトは早々に頭に装着していた。
気温も徐々に下がっていくのを肌で感じていた。
只今岩屋から60km過ぎですが足首と足の付け根が限界の痛みに近付いている為、福良までなんとか辿り着いて終了になる可能性大です。お騒がせして申し訳ありませんでした🙇あと20km弱 pic.twitter.com/LWZMUmB2O8
— かつおちゃんねる/50歳からのロードバイク (@ChannelKatuo) January 18, 2023
約60㎞地点、カツオの脚はほぼ限界を感じていたがもうここで引き返すことは出来ないので走ったり歩いたりを繰り返し、とにかく前に進んだ。
後方の車から視認性を上げるためにバックライトも点けた。
65㎞地点夜20時、この頃カツオはもう走る事は出来なくなっていた。運動量が減ると寒いのでフリースを着込むととても暖かかった。
福良港まではあと13㎞くらい、そこに行けば野宿できるかなとぼんやり思っていた。
福良港の道の駅の建物ってこの時間は開いてないですよね。お宿もこの時間では難しそうだしタクシーで岩屋まで2kだしエマージェンシーシートで何処かで夜を明かすか思案中。
— かつおちゃんねる/50歳からのロードバイク (@ChannelKatuo) January 18, 2023
そんなtweetをしたら沢山の方から宿やタクシーの情報、また神戸から迎えに来てくれるとのメッセージなど頂戴した。 涙が出るほど嬉しかった。
しかしとにかく歩いて前に進まないといけない。
ランでアワイチしますと大口をたたいたのに情けないやら申し訳ないやら。
夜21時45分スタートから12時間30分ようやくアワイチの半分まで来た。
走れないのは情けないが痛いので致し方ない。
そんなおりリカンベントのえむきゅうさんから電話をもらい、素泊まりでホテル宿泊可能なところ見つけたと連絡をもらった。直前に電話をして本日満室だと断りを受けたホテルだった。そして再度連絡をすると1室のみ素泊まり可能と云われたのでそこに向かうことにした。
このえむきゅうさんからの連絡なければ寒い中の野宿か高額のタクシーか、神戸から迎えに来てくれるという方にお世話になるかという選択肢だった。夜22時から淡路の南の果てまで迎えに来て貰うのはさすがに気が引けたのでホテル取れてホッとした。
22時半前に福良のホテルに無事到着。
大浴場もぎりぎり間に合い、和室8畳で寝ることが出来た。
えむきゅうさんには感謝してもしきれないほど、本当にありがとうございました。また沢山の情報を頂いたTwitterの皆さんにも感謝申し上げます。
まとめ
結論としてはアワイチの半分までしか行けず計画は失敗、このままでは4月にエントリーしているUTMF165kmの完走は極めて困難であることが分かった。
ただしカツオクは翌日も全く筋肉痛にならずあと半分の岩屋まで走って行けそうな感じであった。
ただ失敗に終わったものの、得たものも多数あった。ザックの選択、ライト装着、時計の充電、手袋のチョイス、その他多数今回行ってみたいと分からない事が見えた。
特にこのおたふく手袋は結局フリースの手袋を出すまでも無く、この安さで超優秀だった。本日追加で注文しておいた笑
チャレンジを公言したことで多くの方にご心配ご迷惑をお掛けしました。
でもチャレンジしたことで得たものも多数あったのでプラスマイナスで見るとプラスが少しあったと思います。応援やメッセージして頂いた方々には心より感謝申し上げます 。またいつか自分の脚でアワイチ完走を目指せる体力まで戻したいと思います。
この日の動画
ということで最後までご覧頂きましてありがとうございました^^
コンディショニングの難しさもあるんだろうなぁと感じました。まずはお疲れ様でした!
Markさんありがとうございます。ちょっと無理する行程だとコンデション大切ですね。今回はそれも改めて学べて良かったです。