・ヒルクライムを苦手と思っている人
・もっと気軽にロードバイクで山やロングを楽しみたい人
・自分は貧脚だと思っている人
自分を「貧脚」とだと決めつけていたりしませんか??いや全然そんな事ないんですよ!
解決すれば山を楽に登れたり、ロングの後半でも楽にペダルを回せることが可能になります。
ロードバイク歴1年ちょいの私ですが、YouTubeを通じて約145台の愛車チェックをさせて頂く中で感じたこの問題について書いていきたいと思います。
ロードバイクのギア比とは?
ギア比とはフロントギアとリアギアの比率です。
ギア比 = フロントギアの歯数 ÷ リアギアの歯数
私のロードバイクはフロントギア50/34T、リアギア34/11Tになります。
Tとは歯(teeth)の意味だそうで50Tだと50個の歯(ギザギザ)が付いていることになります。
私が山に登る時に一番軽いギア比の場合は、フロント34T、リア34Tになり、
ギア比は34÷34=1.00となります。
例えばフロント36T、リア28Tの方だとギア比は36÷28=1.28となります。これは私と比べて1.28倍しんどい状態(ペダル踏むのが重い)でヒルクライムをしないといけなくなります。リア25Tだと1.44倍しんどい計算になります。ギア比1.00で六甲登っている私はとても楽をしております、すみません。
しかし一方で、ギア比大きい場合はペダル踏むのが重たいのですがスピード出ます。つまりギア比1.00と1.28を比べると同じようにペダルを1回転しても1.28の方が前に進んでいく距離が大きいということになります。
・ギア比小さい方が、ペダル軽く回せてヒルクライムが楽
・ギア比大きい方が、ペダル重いけど速いので平地向け
山を登れない人の貧脚と言う方の多くが・・
《六甲東ルートをスイスイ登る?カツオク》
六甲(標高900m)で愛車チェックさせて頂く事が多いのですが、そこまで登って来られる方はそれなりの体力や登りたいという気力のある方々です。それでも「自分は貧脚です」「今日は押して登ってきました」と仰る方のギアを拝見すると多くの方が下記のようになっていました。
フロントギア(クランク) | 52/36T |
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リアギア(スプロケット) | 28/11T、25/11T(ギア28以下) |
一番軽いギア比を計算すると、フロント36÷28=1.28、仮にフロント34だったとしても÷28=1.21となりスイスイ登る?カツオクよりも1.2倍以上重いペダルを回していらっしゃることになります。
これ重いですよね!?しんどいですよね!!
もっと楽しく快適に登る方法がありますよ~
山を楽に登るための解決方法
簡単です、ギア比を低くしましょう!
その為の最も有効な手立ては、リアギア(スプロケット)を今よりも大きく28→30、32、一番のお勧めは34Tにしましょう。
34Tだとギア比が1.00に近づきとても登りが楽になります。フロントギア36Tでも÷リア34T=1.05になります。ただしロングケージと言われる部品を交換する可能性もありますが驚くほど楽にペダルが回せますので投資する価値は十分にあると思われます。交換はショップさんにお任せするのが最良ですが、ご自身でされる方はWEBで調べてみてくださいね。
全く知らなかったのですが私達が購入したスペシャライズドルーベは初めからフロント34T、リアスプロケット34Tになっておりました。初めてロードバイク購入される方、また乗り換え検討されている方はギアの歯数に注目されても良いかと思います。
まとめ
山を軽々登っている人は剛脚の方ばかりではありません。一般的な体力の方ならギアを変えるだけで驚くほど楽にペダルを回せるようになりますし、ロング後半のちょいヒルクライムで脚が終わったみたいな事も回避できます。
昔はリアギア(スプロケット)25Tが標準だった時代もあるようですし、28Tは乙女ギアと呼ばれていたようです。今34Tは超乙女ギアと呼ばれていて「そんなのを装着するのはカッコ悪い」という方もいらっしゃるようですが、男前ギア装着してヒルクライム貧脚難民になる方がちょっとカッコ悪いような気も致します。
34Tに変えたら激坂の六甲が平らになった話をご紹介いたします^^最後までご覧いただきましてありがとうございました。カツオ