電動アシストバイク(E-BIKE)を本気で乗ってみたのは初めてでした。今すぐでは無いものの、ひょっとしたらいつか購入するかもしれない目線で改めて試乗したVACTORSバイクを振り返ります。そして既にYouTubeではアップしているものの伝えきれていない部分を紹介しつつ、他社メーカーの電動アシストバイクについても見てみたいと思います。

究極の電動アシストバイクVACTORS


~以下HPより抜粋~

EXONEはスーパースポーツ級の走行性能と、最先端の電気モーターの力を精密設計で融合させた「次世代電動アシストバイク」です。ロードバイクのDNAを受け継ぐ最高のフレームを先行開発。その性能に合わせてモーターとセンサーを再設計し、革新的なフレーム構造を実現しました。舗装路でも未舗装路でもしなやかで滑らか、そして力強い走りを生み出します。わずか11.7kgという軽さがE-Bikeであることを忘れさせ、静音モーターが余計な音を抑え風を切る音と走りの気持ちよさだけが際立ちます。砂利道の先も、坂道の頂も、走るたびに心が躍る体験へ。すべては、究極の走りのために。

舗装路でも未舗装路でもしなやか

武庫川のグラベルでも全然グイグイ進んでくれ、アスファルトでは言わずもがな幅広タイヤで低圧もあってかなり滑らかに走ってくれました。

HPでは河原をグイグイ走っている動画もありました。あ、フロントフォークがクッションアリですね。そういう仕様があるのか?変更できるオプションがあるかもですね。

グラベル含めて荷物の多いキャンプや旅に出る場合などは電動アシストの本領発揮となりそうです。

超軽量11.7㎏

11.7㎏というのはこのタイプの電動アシストバイクでは世界最軽量になるのでは?と言われています。

私が試乗した時のEX ONE SPWSペダルレスの実測値です。

MAKUAKE限定モデルが13.2㎏。

カーボンフレームは共に同じなので、コンポーネントやホイールがカーボン・アルミで重量が変わってきます。

静音モーター

以下HPより

Superpower System(SPWS)は、内蔵のパワーメーターよりライダーのペダリングリズムを精密に解析し、理想的なタイミングでアシストを最適化します。無数のテストによって磨き上げられたこのシステムは、自然で直感的な操作性を生み出します。SPWSモーターはEXONEの走りに合わせて細部までチューニングされた専用設計。軽量ながらハイパワーのトルクを発生し、登坂も加速も力強くサポートします。専用コントローラーがペダル入力を瞬時に解析し、常に最適なアシストを提供。24km/h以降も残留抵抗がほぼなく、ロードバイクのようなスムーズな走行感を実現します。精密ギヤと改良された磁気設計により、同クラス比約1.5倍の静音性を実現。高出力時でもノイズを抑え、静かで心地よいライドが楽しめます。

スーパースポーツ級の走行性能

試乗の時に六甲の逆瀬川ルートを本気で走ってみました。自己ベストはCANYONで44分台、VACTORSでは33分台。

STRAVAの逆瀬川駅→一軒茶屋でebike部門KOMでした。

ロードバイク部門6551人のKOM(TOP)はKojimaさんの33:56なのでそれを1分近く縮める速度でVACTORSは走ってくれました。富士ヒルプラチナタイムで走れる電動アシストバイクといっても過言ではありません。人力の六甲日本最速Kojimaさんはこのスピード感で逆瀬川ルートを登っているのかと感動さえ覚えました。

CANYON(44:21) VACTORS(33:01)
速度Av. 15.2km/h 21.2km/h
速度MAX 42.5km/h 39.5km/h
ケイデンス 80-123 80-108
心拍Av. 169bpm 169bpm
心拍MAX 185bpm 185bpm
パワーAv. 245w 212w
パワーMAX 472w 542w

比較してみるとMAX速度はCANYONの方が少し速いものの、AvがVACTORSの方が圧倒的に速かった。ケイデンスはCANYONが回転多め、心拍はAv・MAX共に同じで同じくらいの疲労度だった?いや全然VACTORSの方が楽だったけどそれなりに真剣にペダル入力しました。パワーAvはCANYON、MAXはVACTORSという結果になりました。

タイヤもゴツゴツしたグラベル系45Cで速く走る用ではないし、そもそもこのVACTORSが速く走るための電動アシストバイクでも無いのですが、早く走ろうと思えば富士ヒルプラチナレベルの速度域で走れてしまう程の機材性能を持ち合わしている事が分かりました。

どちらかというと日常使いも含めて少し遠出したり、荷物を積んでバイクパッキングに出掛けたりと舗装路も未舗装路も多用途に使いこなせそうなVACTORSです。そして自分の体力を上手くカバーしてくれる電動アシストバイクなのに、本気を出せばスゴイ能力を発揮してくれてホントに驚きました。この辺りがメーカーさんの表現する「スーパースポーツ級の走行性能」という事になるのだと思います。

フレーム形状のメーカー比較

見ての通りVACTORSは「ハンドルステム一体型で完全フル内装」、そして電動アシスト自転車とは似ても似つかぬカーボンフレーム。ゴツゴツしたタイヤとフロントフォークのダボ穴、そしてフロントシングルギアと大きなスプロケで普通のグラベルロードバイクかな?という風に見えます。

出典:YAMAHAホームページより

日本製で思いつくスポーツタイプの電動アシストバイクといえばYAMAHA。「WABASH RT」という代表的なモデルはダウンチューブとBB周りが太く頑丈でいかにもバッテリーが入っていそうな形状。安心感有るような気がする一方でスタイリッシュ性にはおいては少しモッサリ感もあるような気がする感じ?(43万円、21.1㎏)

出典:SPECIALIZEDオンラインサイトより

見た瞬間からかっこいい、それは「SWORKS」と入っているから?しかし良く見るとハンドルからワイヤーは出ていて(その方がメンテナンス的には良い?)BBは駆動モーターが入っている?関係でボリューム感満載。でも多くの方はこれも電動アシストパイクと気付きにくいかも。(181万円、12.5㎏)

出典:TREKホームページより

Domane+SLR7は電動アシストバイクのTREKハイエンドモデル。電動には見えないフレーム形状と完全内装でスタイリッシュで普通にカッコ良いです。(150万円、12.6㎏)

cannondaleホームページより

CannondaleはダウンチューブとBB周りがボリュームあって電動アシストバイクと見て取れるものの、その進化版という感じでしょうか。それなりにカッコよく見えます。価格は上にあげたSWORKS、TREKの半分以下。(60万、18㎏)

各メーカー比較

モデル名 最大トルク 最大出力 フレーム 完成車重量 価格
S-Works Turbo
Creo 2
50 Nm 320 W カーボン 約12.5kg 181万円
TREK Domane+
SLR 7
60 Nm 350 W カーボン 約12.6kg 150万円
Specialized Turbo
Creo 2 Comp E5
50 Nm 320 W アルミ 約14.9kg 61万円
cannondale
Topstone Neo 5
85 Nm 600 W アルミ 約18.0kg 60万円
TREK Domane+
AL 5
40 Nm 250 W アルミ 約14.1kg 49万円
VACTORS
EXONE SPWS GRX
35Nm 380 W カーボン 約11.7kg 49万円
YAMAHA
WABASH RT
70 Nm 500 W アルミ 約21.1kg 43万円
VACTORS
Makuake限定
35Nm 250 W カーボン 約13.2kg 25万円

思いつくまま各メーカー電動アシストバイク一覧を作って価格順に上から並べてみました。私が試乗したのは青太文字のVACTORS2機種で、六甲TTしたのはEXONE SPWS GRXになります。S-Worksは圧巻の価格ですべて含めて価格なりの走りが出来るのだと思われます、乗ってみたいですね。その次に来るのがTREKで価格は少し下がるものの、重量やパワーは均衡しています。

cannondaleとYAMAHAのトルクとパワーが突出していますので激坂をスイスイ登る性能は長けている、一方で重量も20㎏前後とかなり重たいのでロードバイクのように平坦で軽い走りをするよりもマウンテンバイク的な乗り方の方が向いている設定のような感じでしょうか。e-Bike特有の「24km/hの壁」を超えた走りをしようとすると一気に重さがネックになる可能性がありそうです。

SWORKSやTREKはロードバイクのような自然な乗り方をしつつ、人力の足りない部分を電動でアシストして気持ちよく走る事を目指す設定のようです。そういう意味でVACTORSはSWORKSやTREKよりも1㎏弱の軽量化に成功し電動アシストバイクでは異例の11㎏台、尚且つ380wハイパワーを実現しつつ価格が1/3というのが大きな魅力と感じました。足りないのはブランド力ですが、試乗車を持ってきてくださった代表者の朱島さんは日本人で設計は全て日本でしている事も安心材料になるのではと思いました。

VACTORSの最大トルクは35Nmで比較表では控えめな値になっていますが、実際に乗ってみて思った事は踏み込んだ時の瞬間のパワー(トルク)は全然物足りないとは思いませんでした。むしろパワフルだと感じたのは車重が軽いからかもしれません。これ以上トルク要らんやろ、と正直に思いました。

カラーリング

フレームは3色あってフロントフォークはエアロ形状っぽい感じ。

少しパールが入っているのかな、発色の良いキレイな色でした。

発売の予定


2026年1月5日現在、ひとまず1月下旬でMakuakeで限定30台販売されるようです。最新情報はメール配信されますので私も一応登録はしていきました、LINEも含めて。


このようなメールが来ました。

今後の期待


何度見ても電動アシストバイクとは思えないスタイリングです。制作やメンテナンス性は大変と聞きますけどフル内装はかっこいいですね、私のCANYONは違うので憧れます。

サイズはS(52)、M(54)、L(56)の3展開になります。フレームの金型製作が莫大な費用?かかるようです。個人的にはカツオクが乗れるようなサイズ(身長150-160cm)も今後は検討して欲しいですね。ロードバイク人口の95%は男性と言われていて、その多くの方の奥様(パートナー)は自転車すら乗っていない事が多いようです。VACTORSを奥様にプレゼントしたい男性陣もいらっしゃるのではと推測されますし、日本人男性でXSのサイズ需要も十分あるのではと思いますので、今後に期待したいと思います。

WEBサイト

その他詳細はVACTORSのHPをご覧ください、紹介できていないいろんな魅力が書き記されています。


開発の経緯を話している動画もとても興味深いです。


そして試乗の様子と六甲タイムトライしたYouTubeも是非チェックしてみてください。

乗るまでは電動で軽くアシストしてくれる自転車と侮っていましたが、人生を愉しく変えてくれる革新的な機材のような気がします。また新しい世界を体験することが出来てとても良かったです。興味ある方はWEBサイトを見てくださいね。

ということで最後までご覧頂きましてありがとうございました。

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